新人類と呼ばれた世代がそのまま大人になりました。

「1961年から1970年生まれ」の「一風変わった若者 = 新人類」である私がそのまま「一風変わった大人」になって日々感じること、考えていることを何の脈絡もなく書き綴ります。よかったら読んでください。

ピカソ? お高いね…

ピカソの絵が高いのは誰もが知っていることです。それこそ世界共通認識といえますよね。でも、本当にピカソの絵が素晴らしいと感じることができる人は世界中にどのくらいいるんでしょうか…。少なくとも私にはいい絵だとは思えないんです。

 

絵画の価値ってどこかの大御所が「この絵は素晴らしい」と言ってしまえば値段が上がる仕組みですよね。その値段の上がった絵を投機目的で次の人がより高く買う。

それを繰り返されてピカソは今の金額にまでなったんでしょう。

 

バスキアやバクンシーにしてもそうです。あの絵のどこがいいのか理解に苦しみます。あの絵を高くても買っている人は将来きっと値上がりすると考えているばずです。けっして絵そのものの価値に対して支払っているのではないでしょう。

 

値上がりの仕組みについて簡単に考えてみました。理論上こんな事も可能だと思われます。

 

人気鑑定番組に市場評価額が1万円の壺を出品したとします。鑑定結果が1万円であればよしです。でもここで鑑定士の先生が同じ品を所有していた場合は少し複雑なことになります。

「評価額は50万円です!」と鑑定すれば、この壺の市場評価額が一気に50倍に跳ね上がります。

なぜか…

鑑定士自身が所有するものの資産価値を上げるために市場評価額よりもずっと高い金額をつけたいという欲があるためです。

(実際にはこういった行為がされていないと信じています)

 

ただ美術品の世界では、これまでの長い歴史の中で同様のことがあったかもしれません。ピカソの所有者がピカソの絵を評価する…。そのとき、必ず市場評価額よりも高い金額になったことがあるでしょう。

 

ピカソの絵を本当の素直な眼で鑑賞できる人がいたら、どんな感想をもつのかとても興味があります。

投機目的で取引されている美術品を一旦リセットして本来の価値を評価してみたら面白いでしょうね。